結婚はリスクか?

いつも応援しているロスジェネ世代の叫びが、今回スペシャルインタビューとなっている。男性諸氏の現状を、男性諸氏の立場できちんと書かれたという本「結婚難民」のご紹介である。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20081020/174542/
何が気になるって、「「結婚してはいけない女」を13タイプ」である。(自分が当てはまってるかもしれなくて)こわー。
この記事から少し内容を引くと、

  • ロスジェネ世代の男性は結婚に消極的である。消極的な理由は上記参照のこと。ただ、リスクヘッジという観点が強そう。
  • ロスジェネ世代の女性は逆に結婚に積極的である*1。その理由は、職場にいる10歳年上の独身女性を見て、「ああはなりたくない」と思ったから、という。それはそれで先輩女性にも彼女の人生があるから余計なお世話なのだが、これは妙にリアルな話。実際私も友人から聞くことのある話。

という感じ。この著者の話は妙にリアルなので、この記事自体も面白かった。例えば、次のくだり。

O 時には「媚び」も必要だということでしょうか。
S 男の人って最終的には「媚び」がないと結婚してくれないじゃないですか。こんなことを言うと、男性からも女性からも「性差別だ」と叱られそうですが……。(中略)
 結婚に良いイメージを持てない男性にファンタジーを見せてあげるのも大切だと思いますよ。逆に、「私はもう30歳よ。いったいどうするの?」とか「結婚式場は秋は混むのよ。早く決めて」なんて言ったら、幻想が吹き飛んで男の人は逃げてしまう気がします。

あぁーありそうー。逆に、仕事の話は「今、仕事で自己実現しにくい時代です。大きくてやりがいのある仕事を任せられるようになるまで出世することが難しくなっています。」というあたり、ぴんと来ない。別の記事*2で若い人は出世欲が無いってのを読んだからかも。とにかく、この記事で語られる大事なことは「結婚って、リスクではなくリスクヘッジになりうるんだ」という一節。是非読んでみてください。

結婚難民 (小学館101新書 3)

結婚難民 (小学館101新書 3)

*1:こういうこと書くと、女は(経済的に)男に乗っかれるもんなぁとか言われるのだろうか。個人的には働くのを辞める気はさらさらないのだが。

*2:この記事もかなり面白い。これに出てくる「女性の特徴」、いくつ当てはまるかを考えたりして楽しい。