SEというキャリアの先

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090427/193201/
今の仕事を極めた先には何があるんだろう。私は今コンサルといわれる仕事をしているが、その前はSEといわれていた。そのときにも同じ悩みを持った。(私の狭い視野の中で「一般的な」話だけど)組織の中で、SEとしてのキャリアを積んでいくと、その先はリーダー、そしてマネージャーとなっていく。日本的にいえば係長とか課長とかになっていく。つまり部下を持つ。すると、仕事の内容はお客様とのヒアリングとか仕様決定とかから部下の管理に重点が置かれるようになってしまう。私は人の管理には向かないからどんなに仕事ができるようになっても(組織内で)偉くなることはできない。むしろ仕事ができるようだと、現在の業務からは離れてしまう。偉くなることに別に興味は無いけれど、そうすると年齢を積んでもずっとヒラで軽んじられ続けるのかな、と思った。
たとえばフリーランスのPGになるとか、チームを組んでベンチャーを起こすとか色々手はあるけど、組織内ではそれは難しい。
大きなプロジェクトの中でお客様とばりばり会話をするには、大きなチームを組む必要があって、そのためには管理者が必要なのは分かるし、管理者がSE上がりの人だとこっちの事情を分かってくれて安心だったりもするんだけどさ。
あと、同じ仕事をずっとしていくよりも、様々な業務を経験したほうが視野が広がっていいでしょ、というのも確かに思うんだけどさ。

SEの先はMgrということが納得いかなくて、転職した。今の会社ではコンサルの先はスーパーコンサルで、管理は管理専門のひとがやるようになっている。こういう組織だというのは入社してから知ったけれど、よかったなぁーと思った。

どうでもいいが、このタイトルはちょっと扇情的すぎる気がする。もう少し品のいいタイトルにはできなかったのかしら。