結婚する理由/年収と幸せの関係

デパートで、よく「入学、就職、結婚」がワンセットになっている広告をみかける。就職がお決まりのあなたにスーツフェア、結婚がお決まりのあなたにブライダルクラブ(どこのデパートか分かるなw)、みたいなやつ。なんとなく、大学ってみんな行くものだったし、何も考えずに只管勉強して大学に入った。就職活動も(大学という時期が4年で終るので)それにしたがって動いて、大体みんな同じタイミングで会社に入った。けど、この「就職」は大学に入るより難しいと感じた。選択肢は幅広くて、偏差値みたいな分かりやすい選択基準は無くて、勉強をがんばればいいってもんでもなくて…。今、「結婚」を前にして、「就職」よりも難しさを感じる。何をどう選べばいいのかさっぱりわからない。そういう「結婚」に対する夢と現実。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20081027/175210/

日本人は昔も今も恋愛下手で、誰かのお世話によって結婚していた。ナンパや、少女漫画のように街角でバッタリ出会った人と結婚まで持っていける恋愛力のある人の数は、昔から変わっていない。システムがなくなっただけで、日本は結婚難になってしまうのだ。自動的結婚システムなき今、結婚には「努力」が必要になったのだ。「出会いがない」の正体は「出会いのシステムの崩壊」だった。

のっけからきびしい。まず「自然に」なんて今も昔も難しいんだよ!と言い切る。じゃあ「婚活」をみんながするかといえば

しかし「婚活」を嫌う人たちも、もちろんいる。
「こんなに大変なことをしなきゃいけないぐらいなら、独身でもいい」とある30代のキャリア女性は言う。それも当然の意見だ。努力して婚活してまでするメリットが、今の結婚にあるかどうかは分からない。婚活は、あくまで結婚を必要とする人たちのものである。

「自然に」の信奉者、ともいえるかもしれない。それはそれで一理あると思う。「モテ」のための努力は「媚」に繋がるように思えて、自分でなんでも出来ちゃう昨今の女子にはプライドが許さない。「自然に」が一番抵抗が少ない。
いずれにしても楽をしようとしているように見える。まぁ、楽を越えるだけの魅力が結婚に無いってことなんだろう。私なんか子供がほしいから結婚したいって思っちゃうんだがな。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20081023/174817/
年収が高い=しあわせ、という簡単な話ではない。

(前半のまとめ)
「大切なのは、『生涯働き続けることができる力』。現在の収入が低くても、長い目で見たキャリアプランを持ち、そのために努力していれば、将来は年収も上がる可能性が高い。それが『稼ぎ力』につながり、幸福感も高くなります」
(後半のまとめ)
「まずは自分のキャリアとマネーについて、現状を把握することが第一歩。その後、3〜5年後など中長期的な視点を持ってプランニングしていくことで、自分に必要な貯蓄額や年収アップの目標などもはっきりします」

専業主婦になりたい女性&なってほしい男性は別にして、今後の人生で何に重きを置くのか、お金なのか、それ以外の何かなのか、そのために何をしたらいいかをきちんと分かっている人のほうが幸せを感じられるのだろう。なんか転職のときの話に似ている。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20081010/173381/
ロスジェネ世代の叫び。リアルな26歳がいて、「可も無く不可もなく」が分かりやすい。

O 松下くんの世代って、就職氷河期の最後の年だよね。
M はい。僕の同期は200人ですが、翌年からは400人以上も採用されました。納得いきません(笑)。何十社も受けてやっと入れた会社ですが、今の職場でずっと働いていく気持ちにはなれません。IT営業という職種がぴったりだとは思えないし、給料もほとんど上がらないからです。でも、なぜか福利厚生はすごくいい。だからズルズルと会社に残ってしまい、30歳を過ぎて転職市場での「売り時」を逃してしまう。これが会社の人事戦略なのかしれませんね。うちの会社には今さら後悔してボヤいている30代社員がゴロゴロいますよ。それでいて愛社精神は強い。僕たちは第一志望入社ではないのでそんな忠誠心も持てません。かといって、外資系企業に転職してより不安定になるのも避けたい。同期で集まると、いつもそんな話ばかりです。

あぁ、あるある。選択するということは、他を捨てるということだとよくわかる。安定してるけど何も無い生活を続けていて、ある日波は来るのかな。それとも人工的に起こす…それはそれで何かを捨てることかもしれないけれど、それより何にも無いけど幸せな生活、を求めるのもひとつかもしれないし・・・26歳の悩みは尽きない。かも。